今日という一日の中に
明日とは、実は今日という一日の中にある。 亀井勝一郎(文芸評論家)
明日とは、実は今日という一日の中にある。 亀井勝一郎(文芸評論家)
私は年をとるにつれて、幸福の反対を不幸だとは思わなくなった。幸福の反対は怠惰というものではなかろうか。 亀井勝一郎(文芸評論家)
絶望は人生に必ずつきまとうものだ。絶望しないような人間はある意味でたよりない人だといえる。なぜなら小さな自己に満足し、なんらの努力も考えごともしない人に、絶望は起こりえないからだ。 亀井勝一郎(文芸評論家)
幸福とは微笑のようなものだ。微笑は微笑しようと思っても出来るものではない。泉のように自然に、静かに湧いてくるものである。 亀井勝一郎(文芸評論家)
人は何事かなせば必ず悔恨はつきまとう。そうかといって何事もなさざれば、これまた悔恨となる。 亀井勝一郎(文芸評論家)
「明日は」「明日は」と言いながら、今日という「一日」をむだにすごしたら、その人は「明日」もまた空しくすごすにちがいありません。 亀井勝一郎(文芸評論家)
未完成の自覚を持って、絶えず努力してゆくところに青春がある。たとい若くても、自己満足におちいっているなら、その人は老人に等しい。 亀井勝一郎(文芸評論家)